OpenTTDの世界では、車両は企業の成長に欠かせないものである。車両は収入を得る唯一の手段なので、あなたの輸送会社の成功のためにはマップで有効活用しなければならない。
車庫を設置し、指令により駅を巡らせ、車両が運送可能な貨物を運ばせよう(旅客用列車は郵便物貨車を接続していない限り郵便物を運ばない。)
OpenTTDには以下の4種類の車両があり、それぞれに特徴がある。
車両の種類
それぞれの輸送方式には長所と短所がある。
- 船舶は大量運搬に向いているが、速度が遅く、初期投資が大きい
- 航空機は収益は大きいが、空港に広い場所が必要であり、多くの飛行機を運用するためにはより大きな空港が必要になる
- 道路車両は街や都市内の輸送を簡単に実現できるが、一度の輸送当たりの収益が小さい
- 列車は輸送量の調整ができて速度も速いし、長い目で見ると最も安価である。一方で線路は多くの場所を必要とし、大容量の鉄道網を構築するには事前の構想が重要になる。
全ての車両には信頼性という数値があり、故障の頻度に影響する。同じモデルのすべての車両は同じ最大の信頼性をもつ。試作車両(後述)は同様の車両タイプより低い最大信頼性となっている。車庫で点検することで、車両の信頼性をその車両モデルの最大値まで回復させることができる。
どの車両を使用してもゲーム中で成功を収めることは可能である。広大な土地で長距離を飛行する航空機や列車は良い収益をあげられるし、短距離でも大きな収益を収めるには船舶が大量輸送できるために向いているだろう(例えば海上油田のように)。船舶は輸送に時間をかけると収益にペナルティが発生するため、長距離輸送には向いていない。詳細な収益の計算については、貨物による収益を参照のこと。
試作車両(先行試験車両)
時間がたつにつれて、新型車両の1年間の独占利用のオファーを受けることがある。試作車両は通常低い最大信頼性だが、その信頼性は車両が正式に公開されると上昇する。独占利用のオファーを受け入れたとしても、その車両を使用しなければならないというわけではないが、ほかの試作車両の独占利用オファーはそれから5年間受けられなくなる。独占利用のオファーは企業格付が高い順にすべての企業に行われる。また、AI企業も同様にオファーを受ける。
最大信頼性
新型車両が登場すると、その最大信頼性はかなり低い値で導入される。信頼性はその車両のピーク値に達するまで1,2年かけて(月に1%ずつ)上昇する。その車両が旧式化するまでの長い期間そのピーク値を維持するが、車両が旧式化すると最大信頼性は低下し始める。
最大信頼性のピーク値はその企業や他社が試作車両が利用していたかどうかには関係なく、完全にランダムな数字である。